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分解すると環境ホルモンであるアルキルフェノールができるアルキルフェノール・ポリエトキシレートも、使われています。
非イオン系の界面活性剤で、乳化剤、香ており、しかも表示はされていません。
アルキル基は、炭素の数によって、メチル(G)、エチル(Q)などがあります。
アルキルフェノールのなかで環境ホルモンと現在みなされているのは、ペンタ(q)フェノールからノニル(Q)フェノールまでです。
私たちは毎日、数百、ときには1000を超える化学物質を、食品や住まい、あるいは大気から摂取しています。
そのなかにどれだけの環境ホルモンがあり、遺伝毒性物質があり、発ガンなにより重要なのは、たとえ一つ一つは微量であっても、一度にいくつもの化学物質を摂取した場合の影響は未知数だということです。
実際、化学物質の場合は相加作用・相乗作用が起きるケースが多くあります。
そこで、どの環境ホルモンがとくに危険なのか、私たちはどうしたら環境ホルモンを避けられるのかを、次にみていきましょう。
ダイオキシンは史上最悪の化学物質と呼ばれ、強い急性毒性、催奇形性、発ガン性をもたらして、ゲリラ活動ができないようにした作戦で、ベトナム人民に対するジェノサイトにおける枯れ葉剤作戦です。
致死量は、モルモットの場合わずか0.6マイクログラムで青酸カリ5ミリグラムの約1万倍です。
これらに加えて、生殖の障害を起こすなど内分泌の撹乱作用がクローズアップされてきました。
ダイオキシンが注目されるようになったのはからにかけてアメリカ軍によって展開された、ベトナム掌に除葺で毒を枯らして、ゲリラ活動ができないようにした作戦で、ベトナム人民に対するジェノサイト(皆殺し)の一環として行われました。
作戦が進むにつれて、除草剤を用いた地域で、赤ちゃんの先天性の障害や、流産の多発が明らかになります。
その被害の象徴となったのが、二重体児として生まれたBちゃん・Dちゃんです。
枯れ葉剤の影響に関してはさまざまな調査や研究が行われてきました。
環境問題研究家のW・Rさんが紹介したものの一つに、ホーチミン市のT病院が長年にわたって市内第区で行った調査があります。
内訳は死産1人、流産人、先天件障害人、胞状奇胎人でした。
生殖機能の異常が多発ベトナム戦争で使用された除草剤は、各国で通常の除草作業にも用いられてきました。
しかも、ダイオキシン類の注入後も生き残った個体を数十としたところ、飼育中に死亡したり、障害をもって生まれたり、出産後に異常が現れるケースが続出し、ほぼ全滅だったそうです。
M氏はこの点を強調し、生殖機能障害の側面に警鐘を鳴らしています。
また、妊娠したマウスにダイオキシン類を注射したり吸水させる実験でも、出産率の低下に加えて、生まれた子どもも次々と死亡したそうです。
先進国では使用が中止されたものの、生産は継続され、第三が高いため環境中に漂い続け、人間に蓄積されていきます。
現在ではおもな発生源がごみ焼却工場であることは、すでに述べたとおりです。
ダイオキシンの構造は、合成ホルモン剤のDESに似ています。
内分泌を撹乱し、生殖機能に悪い影響をしても、決して不思議ではありません。
生殖機能への影響に関しては、T大学農学部のM教授によって、いち早く実験・研究が行われてきました。
たとえば、ニワトリの受精卵にダイオキシン類を注入して死亡率を調べた結果、死亡率が高くなることがはっきりしました。
卵に0.004%溶液を注入すると、100%の死亡率だったのです。
ジベンゾフランもPCBも、合成ホルモン剤のDESに似た構造をしており、内分泌撹乱作用があります。
ダイオキシン類を不純物として含んだ化学物質は、すべて内分泌撹乱ダイオキシンと似た物質に、ジベンゾフランがあります。
ジベンゾフランは135種類もの体があり、種類のダイオキシンと合わせて210種類の異性体をダイオキシン類と呼んできました。
その後、PCB(ポリ塩化ビフェニール)の仲間にもきわめて毒性が強いコプラナーPCBの存在がされ、ダイオキシン類に含めて考えられるようになりました。
原因は、北九州市のK倉庫製油部がつくった米ぬか油です。
K倉庫は、米ぬか油をつくる際の脱臭工程で、熱媒体にPCBを用いていました。
そのPCBが通っていたパイプに複数の穴が開き、米ぬか油の中に流れ込んだのです。
その後、PCBの毒性を調べていくと、その毒性の大部分が不物として含まれていたジベンゾフランの毒性であり、それにプラスしてコプラナーPCBが1〜2割かかわっていることがわかってきました。
PCBそのものの毒性は意外に低く、ジベンゾフランの1000分の1程度と考えられています。
PCBは化学的に安定しており、熱によって分解されず、酸やアルカリにも微生物にも冒されず、金属を隔食しません。
水には溶けにくく、油や有機溶媒にはよく溶けて、加工が容易です。
しかも、電気を通しません。
このすぐれた性質が注目されて、電気の絶縁材、食品製造の媒体、プラスチックの難燃材、印刷インク、ノンカーボン紙などに用いられていました。
日本では、鐘淵化学が一手につくっていました。
生産が中止された年まで計は約6万トン(そのほか、アメリカのモンサント社の製品が6万トン輸入されていた)、世界全体の生産量は約120万トンになります。
ところが、すぐれた性質ばかりが注目され、処理面は顧みられませんでした。
安定し、分解されにくい性質が仇になり、面倒なことを引き起こす可能性があるのです。
とくに、コプラナーPCBは分解されないまま環境中に多く残り、ダイオキシンやジベンゾフランを上回るくらいに環境や人体を汚染しています。
日本では、ダイオキシンより先にPCBの毒性が問題になりました。
福岡県や長崎県などを中心に食用油を摂取した人たちの間で大規模な被害が起きた、カネミ油症事件です。
ニキビのような皮層ロが起き、顔が腫れるなどの症状を訴える患者が多発したのです。
そのほか、ツメが黒くなったり、歯が抜けたり、激しい下痢に見舞われる人も多くいました。
ひどい場合は、歩行が困難になったり、全身が激しい疲労感に襲われます。
約1万7000人がこうした症状を訴え、約人の方が亡くなりました。
まったく手つかずの状態で残されています。
固体のPCBはきわめて困難です。
PCBを高い効率で熱分解しにくいうえ、ダイオキシン発生の確率が液体よりもさらに高いからです。
そして、手つかずの状能のまま放置されていたり、新しく捨てられたトランスやパチンコ台などに使われているPCBが環境中に漏れ出しています。
これらは、じわりじわりと魚介類などの生物に取り込まれ、やがて人間の脂肪に蓄積し、内分泌を撹乱したり、次の世代に母乳などをとおして影響しているのです。
回収されたPCBの処理も、問題になっています。
年後半には焼却処分が打ち出され、兵庫県の鐘淵化学高砂工場に焼却炉がつくられました。
しかし、PCBの分解効率が下がり、ダイオキシンが多量にできるため、焼温度のわずかのミスも許されない、厳しい条件です。
しかも、燃やされたのは液状のPCBの一部だけで、大量に存在する固体はごみになってしまったのです。
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